大森は電波悪い?ドコモと楽天モバイルの通信速度レビュー

仕事帰りにふらっと立ち寄れるレトロな飲み屋街と、山王の閑静な住宅街、そして駅前の巨大スーパー群。生活に必要なものがすべて揃う、渋くて住みやすい街・大森。 休日の夜、西口の階段を降りた先にあるディープな飲み屋街「地獄谷」の渋い居酒屋で、さあ注文しようとテーブルのQRコードを読み込んだのに、画面が真っ白なままピクリとも動かない……。店員さんの「ご注文はお決まりですか?」という無言のプレッシャーを背中に浴びながら、レジ前ならぬテーブルで変な汗をかいた経験、ありませんか?

あるいは、休日にアトレ大森の中央改札前で待ち合わせをしていて、友達に「今どこ?スタバの前?」とLINEを送ろうとしたら、送信の矢印がくるくる回るだけで全く送れず、行き交う人混みの中でめちゃくちゃ焦ったという人もきっと多いはずです。

都心へのアクセスも抜群で便利な大森ですが、実はネット上でも「大森ってなぜかスマホが繋がりにくい場所がある」「スーパーの奥に行くとQR決済が全然開かない」という悲鳴がよく上がっているんですよね。

今回は、そんな「大森の電波悪すぎ問題」の噂は本当なのか、この街特有の歴史やカルチャー、住宅事情から紐解きつつ、生活圏内の過酷なスポットで徹底検証してきました。いざという時にフリーズしないための、確実な対処法もこっそりお伝えしますね。

SNSを覗いてみると、大森の電波事情についてリアルな愚痴がたくさん見つかります。

「大森駅西口の地獄谷で飲んでたら、見事に圏外になってて誰とも連絡取れなかった」 「休日のイトーヨーカドー、食料品レジ前でPayPayが開かなくて後ろの視線が痛すぎた」 「山王の坂を登ってる途中、急に電波のアンテナが1本になる場所があるんだけど…」

どうやら「すり鉢状のレトロな飲み屋街」や「生活に密着した巨大スーパー」、そして「起伏の激しい高級住宅街」などが、大森で電波を失う大きなトリガーになっているようです。

大森でスマホが息絶えるのか?街と暮らしに潜む3つの理由

ただの偶然やスマホの故障ではなく、大森という街には電波を物理的に遮ってしまう「大森ならではのライフスタイルや構造」がしっかり存在しています。

1. 名前通りのすり鉢地形「地獄谷」とレトロ飲み屋カルチャー

大森のディープな夜を象徴する、西口の通称「地獄谷(山王小路飲食店街)」。細い階段を下った先にあるこのエリアは、文字通り周囲から一段低くなった「谷底」の地形をしています。そこに昭和の香りが色濃く残る小さな木造店舗が、パズルのようにギッシリと肩を寄せ合っているんです。スマホの電波は高いところから低いところへ回り込むのが非常に苦手なため、この「谷底+密集した古い建材」という空間は、電波を完全に遮断する天然の要塞と化しています。渋い赤提灯の下でディープに酔いしれる大森特有のカルチャーが、スマホを圏外に突き落とす魔境を生み出しているというわけです。

2. 巨大な擁壁と緑に覆われた「山王の起伏激しい高級住宅街」

大森駅の西側に広がる「山王」エリアは、古くから文豪や政治家に愛された歴史ある高級住宅街です。しかしここ、とにかく坂道が多く起伏が激しいことで有名ですよね。闇坂(くらやみざか)などの急な坂道沿いには、立派なお屋敷を支える巨大なコンクリートの擁壁(ようへき)がそびえ立ち、敷地内には歴史を重ねた大きな木々が生い茂っています。この「激しい高低差・分厚い擁壁・水を含んだ樹木」のトリプルコンボが、基地局からの電波を複雑に乱反射させてしまいます。静かで品格のある美しい住宅街だからこそ、「家の中で特定の部屋だけWi-Fiが切れると途端に回線が遅くなる」という、山王住民あるあるの悩みが発生してしまうんです。

3. 工場跡地から進化した「東口の巨大スーパー群とマンション密集地帯」

起伏の激しい西口とは対照的に、海側に広がる東口エリア(大森北など)は平坦な土地が広がっています。かつて町工場や海苔の養殖で栄えたこのエリアには、現在イトーヨーカドーや西友、大森ベルポートといった「地元民の生活を支える巨大で分厚い商業施設」がズラリと並んでいます。さらにその周辺には、古い木造アパートと真新しいマンションが入り混じる超密集地帯が形成されています。日々の買い出しに欠かせない巨大スーパーの奥深く(特に食料品売り場)は、何層ものコンクリートに覆われているため、レジ前で急にポイントアプリが開かなくなる悲劇を毎日のように引き起こしているんです。

【現地検証】大森の過酷な環境と生活圏で実測してみた!

ネットの噂は本当なのか、レトロな飲み屋街から日々の生活インフラまで、大森を網羅するスポットでドコモと楽天モバイルの通信速度を実際に測ってきました。

1. 山王小路飲食店街(通称:地獄谷)の奥深くにある居酒屋

階段を下りた谷底にある、細い路地に店舗が密集する屋内というかなり厳しい条件です。

2. イトーヨーカドー 大森店(地下・食料品売り場の奥)

地元民の台所として絶対に欠かせない巨大スーパー。建物の奥深く、お肉や魚のコーナーに行くとやはり電波はかなり減衰します。

3. JR大森駅のホーム(京浜東北線)

通勤通学の要であり、ひっきりなしに人が乗り降りする駅のホーム。特に朝夕のラッシュ時は凄まじい人混みによる通信負荷がかかりやすい場所です。

4. 大森貝塚遺跡庭園(木々が生い茂るエリア)

歴史を感じられる地元民の憩いの場。屋外ではありますが、京浜東北線の線路沿い特有の窪地と、密集した木々の水分の影響で電波が少し不安定になります。

5. 駅から徒歩10分圏内の山王エリア(坂の途中にある住宅街)

大森ならではの、急な坂道と巨大な擁壁に囲まれた閑静な住宅地です。一見平和な屋外ですが、地形の起伏と建物同士の密着具合により、電波が抜けにくい環境。

6. 大森駅東口の駅前広場

空が開けた屋外のロータリーで計測

大森でおすすめのキャリアは?

繋がりやすさと速度を最優先するなら「ドコモ」がおすすめ

大森の谷底にある地獄谷の飲み屋や、イトーヨーカドーの奥深く、さらには起伏の激しい山王の住宅街でも、絶対に圏外になりたくないという安心感はお金に代えられません。「eximo」などの使い放題プランだと月額7,000円を超えてしまい固定費は高額になりますが、通信制限が一切なく、いざという時に圧倒的なスピードで確実に繋がるパフォーマンスを考えれば、価格に見合った非常に頼もしい相棒になります。

安さと使い放題を両立するなら「楽天モバイル」がおすすめ

地獄谷のような極端な谷底や巨大スーパーの奥ではドコモに劣る場面があるのは事実です。でも、どれだけ使っても月額3,278円(税込)という破格の安さはやっぱり魅力的。駅前の開けた広場や窓際のカフェなら問題なくサクサク動くので、コスパを極めるなら間違いなくこちらですね。

大森でスマホが息絶えたら?今すぐできる対処法

「今まさにQR決済できなくてレジで詰んでる!」という時は、恥ずかしがらずにお店の入り口や窓際へ数歩移動してみてください。分厚い壁や建物の奥から少し離れるだけで、嘘のようにアンテナが復活することがよくあります。

また、アトレ大森や大森ベルポートなどの大型施設にいれば、館内の公式フリーWi-Fiに逃げ込むのも確実な手です。

ただし、ここで一つだけ重大な注意点が。パスワードなしで繋がるフリーWi-Fiは、通信内容が暗号化されていないため盗聴リスクが非常に高いんです。クレカ情報や仕事のメールなどを第三者に覗き見される危険があるので、もしフリーWi-Fiを使うなら「ノートン(Norton)」などが提供しているVPNアプリを必ず利用しましょう。 VPNはいわば「インターネット上の自分専用の秘密トンネル」。これを通せばデータが強力に暗号化されるので、カフェの危険なフリーWi-Fiからでも安全に決済や調べ物ができちゃいます。

レジ前で冷や汗をかかないための「3つの予防策」

大森へよく飲みに行ったり日用品の買い出しをしたり、あるいは実際に住んでいる方は、事前に少し準備をしておくだけで通信ストレスから完全に解放されますよ。

一番確実なのは、物理的なクレジットカード(楽天カードなど)をお財布やスマホケースに1枚忍ばせておくことです。QRコード決済はスマホが圏外だと手も足も出ませんが、物理カードなら自分自身のスマホの電波状況なんて一切関係ありません(お店側のレジ端末さえ無事なら確実に決済できます)。年会費無料の楽天カードあたりを持っておけば、日々のイトーヨーカドーや西友での買い出しでもポイントがザクザク貯まって一石二鳥ですよね。

また、少額の買い物なら通信不要でかざすだけで決済できる「Suica」や「iD」といったFeliCa(非接触型決済)をスマホに準備しておくのもスマートです。

そして最強の裏技が、1台のスマホに2つの回線を入れる「デュアルSIM」の活用。「普段は安い楽天モバイルで無制限に使いつつ、地獄谷やスーパーの奥で圏外になった時だけ、圧倒的に繋がりやすいドコモ(irumoなどの低容量プラン)にサクッと切り替える」という運用にすれば、毎月の料金を大幅に抑えながら電波の死角を完全にゼロにできます。

大森はディープな飲み屋街の歴史と、穏やかで品のある住宅街が見事に調和する最高の街です。電波の特性と対策をサクッと理解して、通信トラブルにイライラしない快適な時間を楽しんでくださいね!