目黒の権之助坂を下った先にある、雰囲気抜群の地下ビストロ。やっと予約が取れてワクワクしながら席に着き、さあ注文しようとテーブルのQRコードを読み込んだのに、画面が真っ白なままピクリとも動かない……。 店員さんの「ご注文はお決まりですか?」という視線を背中に浴びながら、レジ前ならぬテーブルで変な汗をかいた経験、ありませんか?
あるいは、金曜日の夜に目黒駅前で待ち合わせをしていて、友達に「今アトレの前にいるよ!」とLINEを送ろうとしたら、送信の矢印がくるくる回るだけで全く送れず、めちゃくちゃ焦ったという人もきっと多いはず。
美味しい名店が多く、洗練された大人の街である目黒ですが、実はネット上でも「目黒ってなぜかスマホが繋がらない」「通信が重すぎてQR決済が開かない」という悲鳴がよく上がっているんです。
今回は、そんな「目黒の電波悪すぎ問題」の噂は本当なのか、筆者が実際に目黒の過酷なスポットへ足を運んで徹底検証してきました。いざという時にレジ前でフリーズしないための、確実な対処法もこっそりお伝えしますね。
目黒の権之助坂は電波悪い?ネットのリアルな口コミ
SNSを覗いてみると、目黒の電波事情についてリアルな愚痴がたくさん見つかります。
「目黒の坂沿いにある地下の居酒屋、大体コンクリート打ちっぱなしで見事に圏外になる」
「雅叙園の奥の方に行くと、アンテナが1本になって全然ネットが繋がらない」
「目黒川の桜の時期とか金曜の夜、人が多すぎてPayPayが全く開かないんだけど…」
どうやら「坂沿いの地下店舗」「コンクリートの奥」「人が密集するタイミング」というキーワードが、目黒で電波を失う大きなトリガーになっているようです。
目黒でスマホがお亡くなり?3つの理由
目黒という街には電波を物理的に遮ってしまう「目黒ならでは」の理由がしっかり存在しています。
1.一番のネックは、激しい起伏を生み出す「谷底の地形」
目黒は「行人坂」や「権之助坂」など、急な坂道が多いことで有名ですよね。目黒駅自体は高台にありますが、目黒川に向かって一気に谷底へ落ち込むようなすり鉢状の地形をしています。スマホの電波は直進性が高いため、こうした急激な地形の変化や谷底のエリアには、基地局からの電波が回り込みにくくなってしまうというわけです。
2.斜面を利用した「地下・半地下」の店舗構造
激しい坂道が多いゆえに、目黒の飲食店は斜面に埋め込まれるような形の半地下や、完全に地下へ潜る構造のお店が密集しています。電波は土の中や分厚いコンクリートの壁を通り抜けるのが非常に苦手です。階段を数段降りて重厚なドアを開けた瞬間、急に圏外に突き落とされるのはこれが原因ですね。
3.高層ビル群と週末の「パケ詰まり」
駅周辺には巨大なオフィスビルやタワーマンションが立ち並んでおり、これも電波を乱反射させる障害物になります。さらに金曜の夜やイベントシーズンになると、狭いエリアに人が溢れかえり、一斉にスマホを使います。すると近くのアンテナが処理限界を超えてしまい、「電波マークは立っているのに通信できない」という最悪の渋滞(パケ詰まり)を引き起こしてしまうんです。
目黒の過酷な4スポットで実測してみた!
ネットの噂は本当なのか、目黒の過酷な環境を網羅する4つのスポットで、ドコモと楽天モバイルの通信速度を実際に測ってきました。
1. 権之助坂沿いの地下居酒屋
急な坂の途中にある、コンクリート壁の地下店舗というかなり厳しい条件です。
2. 目黒川沿い(谷底エリア)のコンクリート調カフェ
見晴らしは良いものの、地形的には完全に谷底。
3. アトレ目黒の地下(食料品フロア)
駅直結とはいえ、地下深くのフロアだと電波は減衰しがちです。
4. 目黒駅西口ロータリー
空が開けた屋外の広場で計測。ここは障害物がない高台のため
目黒で電波のいいキャリアは?
繋がりやすさと速度を最優先するなら「ドコモ」がおすすめ
目黒の深い地下や坂沿いの店舗でも、絶対に圏外になりたくないという安心感はお金に代えられません。「eximo」などの使い放題プランだと月額7,000円を超えてしまい固定費は高額になりますが、通信制限が一切なく、いざという時に圧倒的なスピードで確実に繋がるパフォーマンスを考えれば、価格に見合った非常に頼もしい相棒になります。
安さと使い放題を両立するなら「楽天モバイル」がおすすめ
目黒の地下や谷底の奥深くではドコモに劣る場面があるのは事実です。でも、どれだけ使っても月額3,278円(税込)という破格の安さはやっぱり魅力的。屋外や窓際なら問題なくサクサク動くので、コスパを極めるならこちらですね。
目黒でスマホが息絶えたら?今すぐできる対処法
「今まさにQR決済できなくてレジで詰んでる!」という時は、恥ずかしがらずにお店の入り口や窓際へ数歩移動してみてください。分厚い壁や建物の奥から少し離れるだけで、嘘のようにアンテナが復活することがよくあります。
また、アトレや雅叙園などの大型施設にいれば、館内の公式フリーWi-Fiに逃げ込むのも確実な手です。
ただし、ここで一つだけ重大な注意点が。パスワードなしで繋がるフリーWi-Fiは、通信内容が暗号化されていないため「盗聴リスク」が非常に高いんです。クレカ情報や仕事のメールなどを第三者に覗き見される危険があるので、もしフリーWi-Fiを使うなら「ノートン(Norton)」などが提供しているVPNアプリを必ず利用しましょう。 VPNはいわば「インターネット上の自分専用の秘密トンネル」。これを通せばデータが強力に暗号化されるので、カフェの危険なフリーWi-Fiからでも安全に決済や仕事ができちゃいます。
レジ前で冷や汗をかかないための「3つの予防策」
目黒へよく飲みに行ったり遊んだりする方は、事前に少し準備をしておくだけで通信ストレスから完全に解放されます。
一番確実なのは、物理的なクレジットカード(楽天カードなど)をお財布やスマホケースに1枚忍ばせておくことです。QRコード決済はスマホが圏外だと手も足も出ませんが、物理カードなら自分自身のスマホの電波状況なんて一切関係ありません(お店側のレジ端末さえ無事なら確実に決済できます)。年会費無料の楽天カードあたりを持っておけば、高額になりがちな目黒でのディナーでもポイントがザクザク貯まって一石二鳥ですよね。
また、少額の買い物なら通信不要でかざすだけで決済できる「Suica」や「iD」といったFeliCa(非接触型決済)をスマホに準備しておくのもスマートです。
そして最強の裏技が、1台のスマホに2つの回線を入れる「デュアルSIM」の活用。「普段は安い楽天モバイルで無制限に使いつつ、目黒の地下で圏外になった時だけ、圧倒的に繋がりやすいドコモ(irumoなどの低容量プラン)にサクッと切り替える」という運用にすれば、毎月の料金を大幅に抑えながら電波の死角を完全にゼロにできます。
目黒は地形さえ攻略すれば、最高に美味しいご飯と大人な雰囲気が楽しめる素敵な街です。電波の特性と対策をサクッと理解して、通信トラブルにイライラしない快適な時間を楽しんでくださいね!