吉祥寺は電波が悪い?ドコモと楽天モバイルの通信速度レビュー

なんでも揃う便利な街・吉祥寺。

実はネット上で

「吉祥寺ってなぜかスマホが繋がらない」
「通信が重すぎてQR決済が開かない」

という悲鳴がよく上がっているんです。

今回は、そんな「吉祥寺の電波悪すぎ問題」の噂は本当なのか、実際に吉祥寺の電波が悪い?と思われるスポットへ足を運んで徹底検証してきました。

SNSを覗いてみると、吉祥寺の電波事情についてリアルな愚痴がたくさん見つかります。

「ハモニカ横丁の奥の方で飲んでたら、見事に圏外になってて友達と合流できなかった」
「井の頭公園側の地下にあるビストロ、雰囲気は最高だけど電波は最悪」
「休日のサンロード商店街、人が多すぎてPayPayが全く開かないんだけど…」

どうやら「密集した飲み屋街」「地下の店舗」「人が密集する休日」というキーワードが、吉祥寺で電波を失う大きなトリガーになっているようです。

吉祥寺はスマホの電波が悪いのか?街に潜む3つの理由

ただの偶然やスマホの故障ではなく、吉祥寺という街には電波を物理的に遮ってしまう「ならでは」の理由がしっかり存在しています。

1. 迷路のように入り組んだハモニカ横丁

吉祥寺のディープな魅力を支える駅前のハモニカ横丁。戦後の闇市から発展したこのエリアは、人ひとりがやっとすれ違えるほどの極細の路地に、100軒以上の小さなお店がひしめき合っていますよね。トタン屋根や古い建材がパズルのように組み合わさった複雑な構造は、まるで電波を遮断する迷路のよう。赤提灯の下でディープに酔いしれるこの空間こそが、スマホの電波が最も届きにくい魔境を生み出しています。

2. 雑貨屋・古着屋

古い一軒家をリノベーションした雑貨屋さんや、雑居ビルの半地下にある古着屋。重厚なドアや、斜面を利用した半地下の空間は、電波にとっては致命的なバリアとなります。

「おしゃれで奥まったお店を見つける」という吉祥寺特有の楽しみ方が、結果的に圏外リスクを高めているというわけです。

3. 人気の住宅街ゆえの「木造アパート超密集地帯」

吉祥寺は「遊びに行く街」であると同時に「住みたい街」のトップランナーです。駅から少し離れて成蹊大学方面や本町・南町などの住宅街に入ると、細く入り組んだ路地に低層の木造アパートや戸建てがギッシリとひしめき合っています。タワーマンションとは違い、隣の建物との隙間が数十センチしかないような超密集地帯では、基地局からの電波が周囲の建物に遮られ、1階の奥まった部屋まで届きにくくなります。駅前の喧騒から離れたノスタルジックで住みやすい住宅街だからこそ、「家の中で特定の部屋だけWi-Fiが切れると圏外になる」という、吉祥寺住民あるあるの悩みが発生するわけです。

吉祥寺で実測

ネットの噂は本当なのか、商業施設から生活インフラまで、吉祥寺を網羅するスポットでドコモと楽天モバイルの通信速度を実際に測ってきました。

1. ハモニカ横丁

週末の熱気がすごい横丁のど真ん中。入り組んだ細い路地の屋内というかなり厳しい条件です。

2.吉祥寺駅のホーム(JR中央線・京王井の頭線)

休日の夕方など、都内中から来た人が一斉に乗り降りする駅のホーム。特にJRのホームは屋根や太い鉄骨が多く、さらに凄まじい人混みによる「パケ詰まり」が発生しやすい場所です。

3. 西友 吉祥寺店の地下フロア(食料品売り場)

地元民の生活を支える巨大スーパー。地下深くの食料品売り場に行くと、やはり電波は減衰しがちです。

4. 井の頭恩賜公園(池の周辺・木々が生い茂るエリア)

地元民の憩いの場であり、週末はボート待ちの列ができるほど賑わう井の頭公園。屋外ではありますが、休日の人の多さと密集した木々の水分が電波を吸収し、不安定になる瞬間があります。

5. 駅から徒歩10分圏内の密集した住宅街(本町エリア)

吉祥寺ならではの、細い路地にアパートや戸建てがぎっしり並ぶ住宅地です。一見平和な屋外ですが、建物同士の隙間がないため基地局からの電波が抜けにくい環境。

5. 吉祥寺駅北口の広場

空が開けた屋外のロータリーで計測。ここは障害物がない

吉祥寺でおすすめのキャリアは?

繋がりやすさと速度を最優先なら「ドコモ」

とにかく繋がりやすさと速度を最優先するなら、間違いなく「ドコモ」が最強の選択肢になります。吉祥寺の入り組んだハモニカ横丁や地下深くのカフェ、さらには密集した住宅街の1階でも、絶対に圏外になりたくないという安心感はお金に代えられません。「eximo」などの使い放題プランだと月額7,000円を超えてしまい固定費は高額になりますが、通信制限が一切なく、いざという時に圧倒的なスピードで確実に繋がるパフォーマンスを考えれば、価格に見合った非常に頼もしい相棒になります。

安くデータを無制限に使いたい「楽天モバイル」

吉祥寺の地下や横丁の奥深くではドコモに劣る場面があるのは事実です。でも、どれだけ使っても月額3,278円(税込)という破格の安さはやっぱり魅力的。屋外や窓際なら問題なくサクサク動くので、コスパを極めるなら間違いなくこちらですね。

吉祥寺でスマホが息絶えたら?今すぐできる対処法

「今まさにQR決済できなくてレジで詰んでる!」という時は、恥ずかしがらずにお店の入り口や窓際へ数歩移動してみてください。分厚い壁や建物の奥から少し離れるだけで、嘘のようにアンテナが復活することがよくあります。

また、コピスやパルコ、アトレなどの大型施設にいれば、館内の公式フリーWi-Fiに逃げ込むのも確実な手です。

ただし、ここで一つだけ重大な注意点が。パスワードなしで繋がるフリーWi-Fiは、通信内容が暗号化されていないため「盗聴リスク」が非常に高いんです。クレカ情報や仕事のメールなどを第三者に覗き見される危険があるので、もしフリーWi-Fiを使うなら「ノートン(Norton)」などが提供しているVPNアプリを必ず利用しましょう。 VPNはいわば「インターネット上の自分専用の秘密トンネル」。これを通せばデータが強力に暗号化されるので、カフェの危険なフリーWi-Fiからでも安全に決済や調べ物ができちゃいます。

レジ前で冷や汗をかかないための「3つの予防策」

吉祥寺へよく飲みに行ったりショッピングに行ったりする方は、事前に少し準備をしておくだけで通信ストレスから完全に解放されますよ。

一番確実なのは、物理的なクレジットカード(楽天カードなど)をお財布やスマホケースに1枚忍ばせておくことです。QRコード決済はスマホが圏外だと手も足も出ませんが、物理カードなら自分自身のスマホの電波状況なんて一切関係ありません(お店側のレジ端末さえ無事なら確実に決済できます)。年会費無料の楽天カードあたりを持っておけば、食事や買い物でもポイントがザクザク貯まって一石二鳥ですよね。

また、少額の買い物なら通信不要でかざすだけで決済できる「Suica」や「iD」といったFeliCa(非接触型決済)をスマホに準備しておくのもスマートです。

そして最強の裏技が、1台のスマホに2つの回線を入れる「デュアルSIM」の活用。「普段は安い楽天モバイルで無制限に使いつつ、吉祥寺の地下で圏外になった時だけ、圧倒的に繋がりやすいドコモ(irumoなどの低容量プラン)にサクッと切り替える」という運用にすれば、毎月の料金を大幅に抑えながら電波の死角を完全にゼロにできます。

吉祥寺はディープな飲み歩きから最新のカフェ巡りまで楽しめる最高の街です。電波の特性と対策をサクッと理解して、通信トラブルにイライラしない快適な時間を楽しんでくださいね!